AndroidスマホF-42Aは「らくらくスマートフォン」と称するもので、OSは Android 10 ではあるが、ホーム画面は独自のものであり、 「設定」も標準Androidスマホとはかなり異なっている。ネット情報も少なく、OSも古いため、最適化が難しい。
購入後、1年10か月ほどたっており、これまでは3日に1回くらいの充電(15~85%)であったが、突然、約1日しか持たなくなった。
情報が乏しいので、時間をかけて原因を探り、対策を施したい。
Androidスマホ/タブレットの電池を長持ちさせる方法は色々ある[3]。使い勝手が悪くなるものもあるため、採用していないものも多い。
以前から MatteryMix をインストールしている。今回、新たに accuBattery をインストールした。
accuBaterry によると、スリーブ解除状態で 10.2%、スリーブ状態で 3.0%となっている。スリーブ状態でのバッテリ消費が大きい。 バックグラウンドで動くもののバッテリ消費が大きいのではなかろうか?
バッテリ容量約2倍のXperiaでは スリーブ解除状態で 4.2%、スリーブ状態で 1.0%となっている。 2倍すると 8.4%、2.0%であるから、10.2%、3.0%は極端に大きいというわけではない。Android 10 より Android 12 の方が、 ディープスリープ時のバッテリ使用量が抑えられている可能性が高い。
ただ、最初の1年半はもっとバッテリの持ちは長かったので、やはり、バッググラウンドの負荷が高くなったような気がする。
原因は Wi-Fi接続にあるようだ。スマホXperiaおよび Androidタブレットでは異常は認められない。 AndroidタブレットのWi-Fi接続でホームルータの設定を変更したが、これが影響しているか、または、 ドコモスマホとホームルータの相性が悪くなったか、F-42Aハードの不調により、 Wi-Fi接続時のバッテリ消費が非常に大きくなったようだ。Wi-Fi接続をやめれば、バッテリ消費は購入当初と大差が無くなった。
ちなみに Xperia の場合は MapX 3.2% 183.7mAh、設定 2.9% 165.2mAh、Chrome 2.5% 141.6mAh、Google 2.0% 116.5mAh などとなっている。
両者の測定期間は今のところ不明である。
F42-A のバッテリ容量は Experia 10 iii lite の半分にも満たないが、アプリの使用電力は3分の1にも満たない。 期間が異なるから、両者の比較は意味がない。
11月15日の朝チェックすると、昨夕からのスリーブ状態でのバッテリ使用量は僅少になっていた。 バックグラウンドで動くプログラムのバグが解消されたのであろうか?
インストールされていても使わないアプリが多いため、アプリの自動更新を OFF に変えた。 この方が、今回のようなトラブルの原因が見つけやすくなるだろう。
監視期間は約1日である。accuBattery 44.49%、設定 27.35%、標準ホーム 14.73%、Battery Mix 6.65%、以下は 1%未満となっている。
ここ1日はスマホをほとんど使っていないので、日常使うアプリがないことはうなづける。
ここにはバックグラウンドで動くものは含まれていない。
公称バッテリ容量は 2,110mAh である。
1%から85%まででは 84% 1,766mAh となった。 16%も劣化しているとは思えない。満充電しないと劣化度は分からない。
0~100%充電に近いもののみ取り上げる。
シャットダウンから満充電した。バッテリ劣化が進んでいるようである。 購入当初の値が不明のため、急速に劣化したかどうかははっきりしない。